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氷見市 藤の名所を巡る

藤波神社 ― 歴史と自然が調和する場所

大伴家持が詠んだ美しい藤波の世界

「藤波の影なす海の底清み沈く石をも玉とそ我が見る」
― 大伴家持

この和歌は、氷見市の藤波神社周辺の美しい風景を詠んだものです。氷見市下田子に位置する藤波神社は、万葉集にも登場する藤の名所として知られています。かつて大伴家持らがこの地で詠んだ歌は、今もなお多くの人々の心を魅了し続けています。

万葉集に残る藤の歌

内蔵縄麻呂
「多胡の浦の底さへにほふ藤波をかざして行かむ見ぬ人のため」

久米広縄
「いささかに思ひて来しを多胡の浦に咲ける藤見て一夜経ぬべし」

これらの歌が示すように、氷見の藤は古くから人々に親しまれてきた風雅な存在です。

藤波神社は近年、震災の影響で鳥居が損傷していましたが、修復が施され再びその姿を取り戻しました。しかし、拝殿へと続く階段は急峻で震災による傷跡も残っており、訪問の際には注意が必要です。それでも、幹線道路から近いため、花の見頃には多くの人々が立ち寄りやすい場所となっています。

磯部神社 ― 圧巻の樹齢300年超 山藤

氷見市磯辺に鎮座する磯部神社では、樹齢300年以上の山藤が見事な花を咲かせます。社叢が氷見市指定の天然記念物にもなっており、藤が神社周辺の森を覆い尽くす様子は息を呑む美しさです。
近年はインバウンド観光客にも知られるスポットとなり、今年は開花が遅れ、5月10日頃が見頃とされていました。
今年からは地元の氏子による御朱印も授与されるようになり、例年以上に多くの人出で賑わいました。
ただし、氷見駅からは自動車で約15分を要し、公共交通機関は十分ではないため、アクセスには留意が必要です。

野趣あふれる山藤の魅力

藤波神社も磯部神社も、整備された藤棚に枝垂れ咲く藤とは異なり、野趣あふれる山藤が自然のままに咲き誇ります。

その迫力と美しさは、写真や言葉では伝えきれないほどの感動を与えてくれることでしょう。

ぜひ、ご自身の目で確かめてみてください。

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