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続報『包装前面栄養表示』

8月に行われた包装前面栄養表示の様式に関する検討会

議題は大きく2つ
(1)摂取時の量とのかい離が生じる食品の取扱い
(2)日本版包装前面栄養表示の様式 

包装前面栄養表示は、消費者の健康を支援するために栄養成分表示をより効果的にする方法を模索しており、特に消費者が情報を簡単に理解できるようにすることを重視しています。

  1. 栄養表示の対象栄養素
    日本版FOPNLの対象となる栄養素は、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムと定められています。
  2. 表示形式の改善提案
    対象栄養素の量と、その量が栄養素等表示基準値に占める割合を表示することで、消費者が内容を理解しやすくすることが提案されています。
  3. 調査結果
    一般消費者、管理栄養士、食品関連事業者に対するインタビュー調査が行われ、栄養成分表示に関する認知度や使用状況が報告されています。調査では、栄養成分表示が「見づらい」「分かりにくい」と感じている消費者が多いことが分かりました。
  4. 問題点と改善策
    栄養成分表示が見にくい、情報量が多すぎる、パッケージの前面に表示されていないなどの理由で、栄養成分表示を活用しない人が多いことが指摘されています。
    改善策として、文字サイズを大きくする、パッケージの前面に表示する、表示する項目数を5つ程度に絞るなどの提案が行われています。
  5. 包装前面栄養表示の設計案
    日本版FOPNLの表示案として、他のパッケージ表示と区別するために枠囲みをすること、単色でデザインすること、エネルギーや主要栄養素の量を含めたスペースを確保することなどが提案されています。
  6. その他の提案
    消費者が理解しやすい食品単位での表示や、栄養素必要量を計算できるアプリの開発、包装前面に見やすく表示するための工夫が求められています。

消費者庁:令和6年度 第2回日本版包装前面栄養表示に関する検討会(2024年8月27日)

リンク:https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/review_meeting_013/038773.html

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