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デザインGO! #20～クスッと笑えるおもしろデザイン～
クスッと笑える人面の白くまデザイン
小腹が空いて、ふらっとお菓子コーナーに立ち寄った時に目に飛び込んできたへんてこな人面の白くまが印象的なパッケージ。
手にとって見てみると、それは不二家の「頭がキーンとしない白くま」という商品だった。たくさんの白くまがそれぞれ鹿児島弁で自由に喋っている。このお菓子は鹿児島名物の白くまをイメージしたものらしい。なるほど、それで白くまの
パッケージなのか。
今回はこのパッケージについて考えてみる。
他の白くま商品との差別化
よくある白くま商品のパッケージは可愛らしいものが多い印象だったが、このパッケージはあえてシュールな面白さがあることで他の白くま商品と差別化できていると感じた。
商品自体も、冷たいアイスやかき氷という白くま商品が多い中、それをモチーフにしたお菓子という新しい商品で差別化が測られている。パッケージはそんな商品の意図をデザインで表していると思った。
鹿児島弁を喋る人面の白くま
パッケージの背面を見てみる。
商品説明の隣に白くま二匹と、ホームページのQR コードを貼った白くまがいた。白くまを使ってホームページに誘導しているところが、宣伝がうまいと思った。
パッケージの底面を見てみる。
人面白くまとセリフで埋め尽くされていて、写真や文字がないのでよりシュールで面白くなっていた。
前面も背面も底面も人面白くまがいることによって、より賑やかになりシュールさを際立てている。
このデザインであることによって、自然に「変わったデザインが気になって手にとってみる→パッケージをよく見てみると、クスッと笑えて商品の魅力が引き立ち購買意欲を高める」という流れが生まれていると感じた。
弊社ではイラストを用いたラベルデザインやネーミングも承っております。ぜひお声がけください。ご依頼をお待ちしております！
（文：赤江風香／企画デザイン課）
