菜ばかりって何？

京都駅で電車に乗るまでの 30 分間、伊勢丹のお土産売り場を探索。素敵なパッケージの商品がたくさん並んでいて見ているだけでも楽しい。折角だから何か買いたいと思うのだが目移りしてなかなか選べない。

お菓子がズラリと並ぶ中に菓心おおすがの「豆菓子」と菜たね油「菜ばかり」がセットになったコラボ商品を発見。菜の花の季節だけ販売する限定商品だそうだ。
この菜たね油は添加物など一切加えず、無農薬で栽培された国産の菜たねを 100％使って昔ながらの製法で丁寧に搾った拘りの油だ。なるほど「菜たね 100％」だから「菜ばかり」というネーミングなんだね。更に驚いたのは、「搾油」ででた油粕は肥料にし、廃油からは石鹸を作る。その他バイオディーゼル燃料（BDF）に精製してコミュニティバスなどで利用するなど菜の花を中心に循環するようになっている。まさに “菜ばかり” である。

菜ばかりのラベルは、やさしい明朝体の文字に菜の花の形を小さく 2 つ組み合わせた上品なデザインだ。余計なディテールを加えないシンプルなデザインから品質の良さを感じる。

セットになっているお菓子はこの「菜ばかり」を使って作った豆菓子。このひよこ豆ももちろん有機栽培だ。通常は、ひよこだけのパッケージデザインだが、この菜たね油「菜ばかり」とセットになった限定商品にはちょっとした遊び心が加えられている。ひよこが菜の花を運んでいるのだ。可愛らしくて思わず笑顔になる。どちらも余計なものは省き、効果的な工夫をさりげなく加えた素敵なデザインだ。

双方にメリットがあるコラボ商品

コラボ商品はどちらにもメリットが無ければ成立しない。「菜ばかり」は商品の認知度アップに繋がり、菓心おおすがのひよこ豆は、素材への拘りと品質をアピールできる。きっと他の商品も信頼できる品質に違いない。どちらも売り上げアップに繋がるとても良い組み合わせのコラボ商品だと思った。

今回もとても勉強になるパッケージだった。
さてさて、ひよこ豆を食べながら「菜ばかり」を使って料理を作ってみようかな。
箱の中央の黄色い筒状に巻かれた紙には、「菜ばかり」を使った調理方法が書かれていた。
私に作れるかな～。

弊社では、コラボ商品のパッケージデザインもご提案いたします。
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