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富山・石川の寒ぶりブランド
今シーズン2万本を超える豊漁で終了宣言した富山県氷見漁港の「ひみ寒ぶり」は判定委員が11月下旬に水揚げされるぶりの型、大きさ、数量の総合的に判断してひみ寒ぶりの開始を宣言されます。
基準である重さ6kg以上の条件を満たすと、統一デザインの青い発砲スチロールケースと1尾につき1枚発行される販売証明書がつけられ、ひみ寒ぶりとして流通されます。
管理体制を強化することで、もともと知名度の高かった氷見漁港で水揚げされる寒ぶりの信頼性を高めたブランディングです。
一方、石川県では寒ブリの新ブランド[煌」が立ち上がり、煌に認定された第1号は400万円で落札され、寒ぶりとして史上最高額でギネスに申請されると話題になりました。
煌の基準は12~1月に能登で穫れた14kg以上の天然ぶりで傷がなく胴回りが十分あるもの、水揚げしたぶりの鮮度の管理が徹底されていることや資源管理に取り組んでいることを踏まえ市場の目利き人によって全国でも厳しい基準で認定されます。
いずれもブランドマークを付けたり認証するだけでなく、認定の基準を明確にし消費者の信頼を得ることがブランディングの成功になっていますね。
北陸発の寒ぶりのブランドがどんどん広がり、沢山の人がやってきて冬の味覚を楽しむなら北陸へ!となると嬉しいですね!
(文:廣野泰平/業務部)