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デザインGO! #9~”限定”というマジック~
「今しか飲めない」消費者の心理を掴む
スーパーやコンビニのお酒コーナーでは、鮮やかなオレンジ色のもみじをまとったパッケージが並んでいた。
金麦は恒例の季節限定パッケージ(四季の味わい)とは別に 2022 年限定醸造の商品も発売していた。
消費者の「今しか飲めない!」といった心理を掴んだ特別感のあるビールだ。深まる秋色を連想させるような「琥珀の秋」というネーミングもいい。黒くシックなボディに赤茶色のもみじがほどこされ、ローストされた香ばしさと奥深い味を表現している。
一方、定番の「四季の味わい」は青に赤の紅葉を散りばめたパッケージ。これも秋らしくて良いのだが、2本並んでいたら「琥珀の秋」を買っちゃいます。
今年限定の味はどんな味なんだろう。記事を書き終えて早く飲みたい(笑) まさに限定マジックだ!
金麦の他にもキリンの「秋味」、アサヒの「クリアアサヒ 秋の宴」など各メーカーが季節限定の商品を販売している。
32年間続けてきた「秋デザイン」
キリンの「秋味」は 1991 年に発売してから今年で 32年目。毎年デザインを変えて秋の商品棚を彩ってきた。
今年のデザインは白をベースにタイトル周りの余白を活かしながらもみじが舞う秋らしい王道のデザインだ。
32 年続けてきた歴代のデザインがキリンのホームページで紹介されているから見てみると面白い。
風情あるイラストで四季を表現
「クリアアサヒ 秋の宴」は、中秋の名月をイラストで表現している。春は「春の宴」として桜の花を缶全体に描き、夏は「夏日和」で夏祭りのヨーヨーを描いた涼しげなデザインだった。四季を通して風情あるデザインで消費者を惹きつけようとしている。
秋の夜長にのんびりと晩酌を嗜むなら、秋限定のデザインで気分を盛り上げたい。“今しか飲めない” のだから・・・・・。私のような人がいる限り季節限定商戦はこれからもまだまだ続きそうだ。
今晩は、どのビールを楽しみますか?
弊社では、季節限定のデザインや催事に合わせたデザインをご提案しています。お気軽にお声がけください。
(文:アライ/企画デザイン課)