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デザインGO! #8~ネーミングで売り上げ UP!~
雑貨店の食品コーナーには、中身もさることながらパッケージに拘った商品がたくさん並んでいます。
その中でも、商品の強みを最大限に伝えるべく
ネーミングやコピーにひと捻り加えたパッケージをいくつか見つけました。
弊社でもデザインはもちろん、商品のネーミングからご提案いたします。お気軽にご相談ください。
企業の歴史や世界観を強みに
最初に目に止まったのは、「薬売りのねりきなこ」。
文字通り明治 8 年創業の歴史ある千金丹の薬売りが作ったねりきなこ。「薬売り」というバックグラウンドをネーミングに入れることで商品の強みにしている。
「薬売り」って聞くだけで体に良さそうだと思っちゃいますよね。駄目押しに「管理栄養士監修」と記載されている。これはもう食べるしかない。笑
ラベルのデザインも歴史を感じさせる薬袋のデザインを模していて素敵。
食べるシーンを想像させる
次に紹介するのは「あったかご飯に海苔かつお」と
「あったかご飯に海苔まぐろ」。
この「あったかご飯」の言葉で頭の中にはホッカホカのご飯を連想しませんか?あったかいご飯と海苔、かつおの香りが口の中に広がる。そんなイメージを消費者が思い描いたらきっと買いたくなるはず。
コピーの「素材そのまま風味」も味を分かりやすく補足している。こんな風に想像を掻き立てるネーミングやコピーはとても戦略的で購買欲が高まる。
共通袋で印刷コストを抑えつつもラベルシールを貼ったシンプルで手作り感のあるデザインが味への拘りを感じますよね。
クスッと笑える駄洒落
一見、力強い筆文字で硬派なイメージのこのパッケージ。ネーミングもストレートに「塩」と書かれた潔さが心地よい。しかし、よく見ると「手塩にかけて」と書かれている。“塩” なだけに “手塩にかける” これって駄洒落じゃないですか!
硬派なデザインと駄洒落のギャップが面白い。クスッと笑えるだけでなく、「手塩にかけた」塩に対する思いも伝わってくる。
きっとおいしい塩おにぎりが作れるに違いない。
駄洒落といえば、受験シーズンにはたくさんの駄洒落を駆使したパッケージが出てくる。これを見るのも楽しみの一つ。
食品以外では「熱さまシート(小林製薬株式会社)」や「さよならダニー(株式会社イースマイル)」は大成功した代表的な駄洒落。駄洒落で売り上げアップしたら最高に笑顔になれますね。
ネーミングは商品をヒットさせる為にとても重要。
商品のコンセプトや世界観、強みを伝える魅力的な名前を考えたいものだ。
(文:アライ/企画デザイン課)