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デザインGO! #5 ~シズル感で購買欲UP!~
スーパーで見つけた紅茶のティーバッグ。
普通とちょっと違うのは、ミルク入りというところだ。
ミルクが溶け出す映像のワンシーンを切り取った写真がいかにも美味しそう♡
このパッケージの重要なポイントは、商品の特徴である “お湯を注ぐだけでミルクティーが飲める” を
いかに直感的に表現して購買欲に繋げるかだ。それを見事に表現しているシズル写真。
アートディレクターとカメラマンが撮影現場で「シズル感」を求め、どれほど知恵を絞ったかが想像できる。
「シズル感」とは食品で言えば、より美味しそうに感じさせるために
“鮮度感や温度、硬さ、柔らかさ” などを表現する事として主に広告業界で使われている言葉。
キンキンに冷えたビールを表現するために水滴を付けたり、刺身の鮮度や料理の艶感を出すためにオイルを塗ったり、
アツアツのお鍋には湯気を合成するなど様々な工夫がされた写真で消費者の食欲を刺激し購買欲に繋げている。
さてさて、この絶妙なミルクの「シズル感」は、どのように撮影されたのだろう。立ち会いたいものです。
【 ちょっと豆知識 】
「 シズル 」の語源は、
ステーキ肉を焼く時の「ジュージュー」という音を表す英単語「sizzel」からつけられたそうですよ (^^)
また、「シズル感」は食品だけでなく、車なら「スピード感」やボディの「艶感」、
鞄や靴などの革製品なら「革の質感」、金属の「光沢感」など多岐にわたって使われています。
商品の特徴に合わせて「シズル感」を上手く表現して、購買欲につなげていきたいですね!
(文:アライ/企画デザイン課)